ジスロマック

ジスロマックを処方されたことがある人はたくさんいるでしょう。
ジスロマックを服用する時に1番気になるのは、副作用や併用禁忌のことではないでしょうか。
処方されたことがない人でも、副作用や併用禁忌のことを事前に知っておけばもしもの場合でも対処することができるので安心です。
間違った服用方法をしないためにも、ジスロマックの効果などを知ることが大切です。
これからジスロマックの副作用や併用禁忌、効果などを詳しく説明していきます。

ジスロマックの副作用で下痢が酷い時は整腸剤を服用

整腸剤 ジスロマックはマクロライド系の抗生物質です。
有効成分はアジスロマイシンで、細菌のタンパク質の合成を阻害して細菌が増殖するのを抑えてくれます。
ジスロマックの副作用で多いのは下痢です。胃腸が強くない人や幼児は下痢になりやすいので気を付けましょう。

下痢をしやすくなる原因は、ジスロマックの作用によって腸が活発に動くからです。
効果が現れている間は病原菌の他にも整腸作用のある菌の増殖も抑えてしまうので、どうしても腸が活発に動いてしまいます。
ですので、下痢になるということは殺菌できているということなので効果が現れている証拠です。

腸が活発に動くと、食べ物に含まれている水分をうまく吸収できないまま便として排出してしまうので下痢になったり軟便になったりします。
こういった胃腸症状は大体数日で治まるのでそれほど心配する必要はありません。
ですが、下痢や軟便が長く続く場合はすぐ医師に相談しましょう。

下痢の症状で困っている人は、セレキノンやビオフェルミンRなどの整腸剤を服用すると良いです。
ビオフェルミンRには乳酸菌が含まれています。
乳酸菌はジスロマックなどの抗生物質に影響されにくいです。
セレキノンは胃腸症状に合わせて作用してくれるので、下痢や便秘になった場合に使われています。
整腸剤は病院で処方してもらってもいいですし、市販のものを購入してもいいです。

ジスロマックを服用すると、服用したその日に下痢になる場合が多いです。
ですが、ほとんどの場合は有効成分のアジスロマイシンの血中濃度が薄まっていくと回復します。
有効成分のアジスロマイシンの血中濃度が薄まっていく時間は、500mgの場合だと服用してから大体62時間で、1000mgの場合は服用してから大体68時間です。

副作用の下痢は、ジスロマックだけではなくマクロライド系の抗生物質を服用すれば起こる症状です。
マクロライド系の中でもジスロマックは下痢になりにくいと医学的に証明されています。

ジスロマックの副作用には、下痢以外にも胃の痛みや吐き気など軽い症状のものが報告されています。
重大な副作用が現れる場合もあるので気を付けないといけません。
放っておくと大変なことになる場合があるので、気になる症状が現れたらすぐ医師に相談してください。

ジスロマックを使用する際の併用禁忌について

バツマークする医者 ジスロマックを服用する時は併用禁忌について確認しておかないといけません。
そうしないと、併用してはいけない薬を飲んでしまい思わぬ副作用が現れる場合があります。

複数の抗生物質を併用してはいけないので注意が必要です。
医師の診断によっては複数の抗生物質を処方する場合があります。
その場合は必ず医師の指示を守って服用しないといけません。

シクロポリンと併用する時は注意が必要です。
シクロポリンはベーチェット病や尋常性乾癬、肺などの移植手術の後に使われる免疫抑制剤です。
併用するとシクロスポリンの作用が強くなってしまい腎障害の副作用が現れる可能性があります。

ワーファリンとの併用にも注意が必要です。
ワーファリンは心臓や脳の血管に障害がある場合に使われる薬で血液が固まらないようにしてくれます。
基本的に抗生物質との併用を注意されていて、ジスロマック以外のマクロライド系の抗生物質と併用すると、ワーファリンの作用が強くなってしまい肝臓の代謝酵素の働きを妨げてしまう可能性があります。

制酸剤との併用にも注意しましょう。制酸剤は胃腸薬の一種で、胃酸を中和させる成分が含まれています。
併用するとジスロマックの有効成分のアジスロマイシンの吸収を妨げられてしまい、血中濃度が低くなってしまうと報告されています。
ですので、併用する場合は服用する時間をずらさないといけません。

ジゴキシンやメシル酸ネルフィナビルにも注意が必要です。シゴキシンと併用すると中毒症状が現れる場合があります。
メシル酸ネルフィナビルは抗HIVウイルス薬の有効成分です。
併用すると有効成分のアジスロマイシンの血中濃度が上がってしまうと報告されています。

飲み合わせにも注意が必要です。
牛乳などの乳製品を飲んでも特に問題はありませんが、乳製品に含まれる脂肪分によってジスロマックの効果が弱くなってしまう場合があります。
ですので、ジスロマックを服用している間は乳製品を飲むのは控えた方がいいです。

乳製品だけではなくお酒も控えた方がいいです。
お酒を飲むと有効成分のアジスロマイシンの血中濃度を薄めてしまうことになります。それに、肝臓にも負担がかかってしまいます。
ですが、どうしてもお酒を飲まないといけない場合もあるでしょう。そういう場合は、お酒を飲む前に何か食べておくといいです。
お腹が空いている状態でお酒を飲むと吸収率を早めてしまうので良くありません。
お酒を飲む時は度数の低いものを選んで1杯ぐらいにしておきましょう。

ジスロマックは細菌感染に有効な薬

細菌のイメージ 感染症は病原菌に感染した後に、その病原菌が増殖することによって症状が現れます。
病原菌が増殖するのにはタンパク質を合成しないといけないのですが、ジスロマックはタンパク質の合成を阻害する効果があるので感染症の治療に使われています。
ジスロマックは1回服用すれば1週間ほど効果が持続します。

よく聞く感染症といえば歯周病です。歯周病を改善するためには抗生物質を使って口の中の菌を減らさないといけません。
ですので、ジスロマックを服用すれば殺菌できます。マイコプラズマ肺炎の治療にも使われています。
同じ抗生物質でもセフェム系やペニシリン系では効果がありません。

ジスロマックなどの抗生物質は服用方法を守らないと、病原菌の耐性を高めてしまう場合があります。
ですので、自己判断で服用をやめてはいけません。用法用量をしっかり守ることが大切です。

錠剤の一般的な服用方法は、成人の場合だと食前や食後などの決まりはありません。
ですが、できるだけ空腹時に服用する方がよく効きます。服用する時は水かぬるま湯と一緒に飲みましょう。
できるだけ毎日同じ時間に有効成分のアジスロマイシンを500mg1日1回服用します。3日間続けて服用しないといけません。
ジスロマックの錠剤は1錠250mg、1錠500mg、1錠1000mgの3種類があります。
有効成分のアジスロマイシンの含有量が違うので服用する時は気を付けましょう。

成人用のドライシロップ2gの場合は、1回1瓶2gを60mlの水で懸濁して服用します。
10秒ぐらい強めに振って懸濁させたらすぐに飲むことが大切です。
瓶に薬が残らないようにしっかり飲みましょう。空腹時に服用しないといけません。
食後に服用する場合は2時間以上は間隔を空けましょう。服用した後は2時間から3時間は食事を控えないといけません。

ジスロマックカプセル小児用100mgの場合は体重1kgに対して10mgを1日1回、3日間服用します。
細粒小児用10%の場合は、体重1kgあたり10mgを1日1回で3日間服用します。
小児用ジスロマックは1日500mgまでなので気を付けないといけません。体重が15kg未満の場合は細粒小児用を服用しましょう。
服用する量は体重や病状によって違うので必ず医師の指示に従ってください。